腕木式信号機
 この腕木式信号機は、2004(平成16)年1月26日まで、三重県白山町のJR名松線家城駅で使用されていました。
 腕木式信号機とは、柱の頂上付近に羽子板のような腕木を取り付けた信号機で、鉄道が走り始めた当初から使われていた信号機です。
 腕木が水平なら「停止」を、45度下がった状態で「進行」を示すようにしたもので、ホームの駅員がレバーで操作していました。
 昔はどこにでもあった腕木式信号機ですが、近代化、機械化が進むにつれて徐々に姿を消し、JR東海管内では最後まで残っていたものです。
 安全な列車の運行のため長年活躍してきたこの腕木式信号機を、JR東海様の御好意によりこのたびお譲りいただくことになりました。
資料提供 北勢線対策室

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